ロシアのウクライナ侵攻の現状は?プーチンは再度侵攻を進めるのか?

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2022年12月18日、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相がウクライナ侵略の前線を視察しました。

12月17日にプーチン大統領が指揮本部を訪れ、ショイグ国防相と会議をして前線の引き締めを指示したと思われます。

ロシアのウクライナ侵攻の現状について調べました。ロシアのウクライナ侵攻の現状は?

12月18日から19日にかけて、ロシアがイラン製無人機約35機で首都キーウなどを攻撃しました。約30機はウクライナが撃ち落としました。

キーウ州のクレバ知事は、無人機の攻撃によりキーウの一部で停電し、3人が怪我をしたことを明らかにしました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は「われわれの空を完全に守るために、より近代的な防空システムを提供してもらうことが、侵略を終わらせることにつながる強力な一歩となる」と、防空システムの提供を要望しています。

東部の戦闘が一段と激しくなり、南部の要衝ヘルソンでもロシア軍の砲撃が繰り返されています。

ウクライナを支援する各国の動きが活発になっています。

ウクライナ支援に関する各国の動き

日本の支援・・・カンボジアと協力してウクライナの地雷除去

カンボジア政府は日本と協力してウクライナ領土に設置した地雷の除去を支援します。

カンボジアの首都プノンペンにウクライナの地雷除去要因15人を招いて、日本の協力を得て最新の地雷探知機の使い方などの訓練を行う。

カンボジアは、過去に日本の協力をえて内戦で設置された地雷を除去した経験があります。

林外務大臣は「わが国がカンボジアなどほかの国で地雷除去に協力してきた経験や知見を活用しながら、日本の顔が見える支援を効果的に進めていきたい」と述べました。

アメリカの支援・・・迎撃ミサイル・パトリオットの供与を検討中です。

ロシア国内ではウクライナに対する攻勢をかけたい考えとウクライナを攻勢する能力がロシア軍にあるのか疑問視する2つの見方が出ています。

どちらが優勢になってもアメリカはウクライナの支援を継続すると表明しました。

バイデン政権はウクライナの防空能力を強化するためパトリオットの供与を検討中で近く承認されます。

パトリオットに合わせて「無誘導爆弾に精密誘導能力を追加するJDAMの供与も検討中です。

JDAMは航空機が使用する無誘導爆弾に取り付ける精密誘導キットで、最大28キロ先の地上目標を攻撃できるようになります。

ゼレンスキー大統領が渡米して、12月21日にホワイトハウスでバイデン大統領と会談する計画を進めています。

パトリオットの供与については、ロシアが「新たな挑発行為」として反発しています。

イギリスの支援・・・精密誘導ミサイルを供与しました。

イギリス国防省はウクライナへ精密誘導ミサイルを供与しました。装甲車や戦車の攻撃に使用します。

欧州10カ国の支援・・・ウクライナ侵略継続ならロシアとの和平交渉を支持しない。

英国やバルト三国など欧州10カ国の首脳が12月19日、ラトビアの首都リガで会合を開いた。
会合後の共同声明で「ウクライナの勝利が欧州安全保障にとって不可欠だ」として、ロシアがウクライナ侵略を続けるかぎり、和平交渉を支持しないことを明らかにした。

プーチンは再度侵攻を進めるのか?

ロシア軍は砲弾が著しく不足し、深刻な問題になっています。米国務省高官は「ロシア軍は装備や砲弾を含むあらゆる面で対応を迫られており、計画が制約を受けている」と語っています。

ウクライナ軍のザルジニー総司令官は「ロシアは20万人の新たな兵士を訓練しているとし、東部、南部、もしくはベラルーシから、早ければ来年1月、もしくは春に大規模な攻勢をかける可能性がある」と見ています。

プーチン大統領は12月21日に国防省高官と会議を開き、2023年の軍事目標を設定し、ウクライナ侵攻の進捗状況を評価しました。

プーチン大統領は、ロシアが併合したと主張するウクライナの4州について、極めて困難な状況にあると認識しています。

プーチン大統領は「ドネツク(Donetsk)、ルガンスク(Lugansk)両人民共和国、ヘルソン(Kherson)、ザポリージャ(Zaporizhzhia)両州は極めて困難な状況にある」と述べました。

12月20日、プーチン大統領はベラルーシでアレクサンドル・ルカシェンコ大統領と会談しました。

ロシア軍がウクライナ侵攻で苦戦していて、プーチン大統領がルカシェンコ大統領にベラルーシ軍を派遣するよう圧力をかけるのでないかと見られていました。

ロシア軍がベラルーシで軍事演習に参加していて、ウクライナでは2023年初めころにロシア軍が再びキーウへ侵攻する恐れがあると警戒しています。

プーチン大統領はウクライナ侵攻を2023年以降も継続する決意を示しています。

まとめ

今回はロシアのウクライナ侵攻の12月21日現在の状況について調べました。

プーチン大統領はウクライナ侵攻を続けるためにロシア軍幹部、ベラルーシとの会談を行っていることが分かりました。

ウクライナ侵攻が終わることを祈っています。

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