ロシア国内の現状は?露友好国は手のひら返しか?プーチンは未だ好戦的か?

ニュース
スポンサーリンク

ウクライナではロシア軍がドニエプル川の西岸から撤退し、ザポリージャ州のメリトポリやドネツク州のマリウポリに兵力や装備を集中させてウクライナ軍を迎え撃つ準備を進めています。

ロシアのウクライナ侵略は新たな局面を迎えていますが、ロシア国内では大富豪がロシア国籍を放棄するなど様々な異変が起こっています。

ロシア国内の異変、ロシア友好国の手のひら返しなどについて調べました。

ロシア国内の現状は?露友好国は手のひら返しか?

ロシアによるウクライナ侵略がはじまってから時間経過によりウクライナ国内の戦況に変化が生じています。

ウクライナ侵略の現状はウクライナの反撃が目立っています。

ロシア国内においても様々な異変が起こっています。ロシア国内の異変について調べました。

ロシア国内の異変1.召集されたロシア兵の母親らが撤退や全兵員の帰国を訴えた。

2022年11月27日の「母の日」に合わせて反戦を訴えるロシアの女性団体と部分的動員により召集された母親らが共同で、ウクライナからのロシア軍の撤退と全兵員の帰国を訴えた議会向けの公開書簡を発表した。

公開書簡は、召集により息子や夫が家庭や職場を離れて女性の負担が増えていると訴え、軍事作戦に使う膨大な資金を育児や教育に充てるべきと主張している。

ロシア国内の異変2.大富豪がロシアの国籍を放棄した。

2022年11月1日、ロシアのオンライン銀行の創業者・オレグ・ティンコフ氏がSNSで「私はロシアの国籍を捨てる。プーチンのファシズム政権とは付き合えない」と、ロシア国籍を放棄したことを明らかにした。

2022年にロシア国籍を放棄した人は他にもいると報じている。オレグ・ティンコフ氏は大富豪で、総資産は6600億円と言われている。

オレグ・ティンコフ氏は「ロシア人の9割は戦争に反対している」と戦争反対を主張しています。

ロシア国内の異変3.ロシア国内で強硬派の発言力が強くなっている。

ウクライナの戦争でロシア側が不利になってきて、ロシア国内の強硬派の発言力が強くなった。

ロシアの歴史から考えると、プーチン大統領が突然いなくなって強硬派のエフゲニー・プリコジン氏などが政権を乗っ取ることもありうると噂されています。

エフゲニー・プリコジン氏は1961年6月1日生まれのロシアのオリガルヒの一人でプーチン大統領に重用されている人物です。

プリコジン氏は民間軍事請負業者ワグネルを設立し、ウクライナへ戦闘員を派遣しています。囚人を戦闘員として動員していて「戦地に行けばお金を渡すが、裏切ったら殺害する」と予告している。

プーチン大統領は民間軍事会社「ワグネル」に頼っていて、プリコジン氏が力を持ってきている。

ロシア国内の異変4.兵士たちの苦境をロシア国内の家族が当局へ直訴した。

ロシア国内の家族から寄せられる不満は、兵士の居場所や給料の遅延、戦場での物資不足などです。

ロシアのボロネジ州ボグチャルのロシア軍基地に兵員の親戚が集まり、10月上旬から夫や息子の消息を聞いていないと訴えた様子を写した動画が拡散された。

別の動画では「夫や息子は指揮官なしに前線に投入され、水も服も武器もない」と訴えている。

ウクライナへ動員された兵員からの電話で「全く指示がない状態で放置され、弾薬の無い、空腹と寒さでみな体調を崩している」と伝えられたという動画もあった。

ロシア国内の異変5.ロシア太平洋艦隊の第155海軍歩兵旅団が理解不能な戦闘に投入されたと訴えた。

ウクライナの戦場へ大量の兵士が派遣されたことに、前線やロシア国内で反発や抗議が行われている。

ドネツク州での理解不能な戦闘を訴えた書簡は「『偉大な指揮官』が『慎重』に計画した攻勢のせいで、死傷者や戦闘中の行方不明者が4日間で約300人に達した」と書いていた。

ウクライナ東部ルハンスク州ザイトセボの地下室に、前線復帰を拒否したロシア人動員兵300人が拘束されていると訴えた動画もある。

ザイトセボの地下室では「食事は1日1回で、一つの乾燥糧食を5~6人で分け合っていって、収容者が常に威嚇されている」と報告している。

指導力の不足、大量の死傷者を出す戦術、訓練の欠如、約束された報酬の未払いに対する不満も報告されている。

露友好国は手のひら返しか?

2022年11月23日、アルメニアの首都エレバンでロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO、旧ソ連6カ国で構成)の首脳会議が開かれた。

首脳会議でプーチン大統領にウクライナとの停戦を求める声があがった。

アルメニアのパシニャン首相が共同宣言への署名を拒否する場面もあった。

ウクライナ侵略によりロシアの求心力が低下している。

ベラルーシのルカシェンコ大統領は「(ウクライナと)停戦交渉を始めるべきだ」と指摘した。

カザフスタンのトカエフ大統領も「ウクライナ情勢は和平を模索するときが来ている」と語った。

プーチン大統領が戦争を継続する意向なのに対して、ロシア友好国からは停戦すべきだとの声が上がっている。

プーチンは未だ好戦的か?

2022年11月25日、プーチン大統領が、ウクライナへ動員された兵士の母親と面会した動画を公開した。

プーチン大統領は「誰でもいつかは死ぬものだ。問題はどう生きたかだ」と述べ、祖国のために戦死することを正当化した。

政権に都合の良い母親を集めて、ウクライナの侵略を続ける考えであることを表明した。

独立系メディア「バージニエ・イストーリー」は「前線での敗北や人的損害にもかかわらず、プーチン大統領は首都キーウ(キエフ)制圧計画を放棄していない」と報じた。

ロシア軍は、予備役30万人の内、約10万人が来年夏までに戦死傷者になるのを覚悟している。

ロシア国民が反戦運動を行っていても、プーチン大統領は戦争を継続する意向のようです。

まとめ

今回はウクライナ侵略が長期間続き、ウクライナ軍の反撃によりロシア軍が後退している現状におけるロシア国内の異変について調べました。

ロシア国内に反戦運動が起こっても、プーチン大統領はウクライナ侵略を続ける意向であることが分かりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました