安倍晋三元首相銃撃を受け奈良県警本部長や警視庁長官の責任は?更迭か?SPの処遇

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安倍晋三元首相銃撃事件について奈良県警の鬼塚友章本部長は「極めて重大、深刻に受け止め責任を痛感している」と述べた。

辞任について問われた鬼塚本部長は「現在の捜査を指揮し、警護の問題を早急に洗い出すのが私の責任だ」と自身の責任について語った。

安倍晋三元首相銃撃を受け奈良県警本部長や警視庁長官の責任について調べました。

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安倍晋三元首相銃撃を受け奈良県警本部長や警視庁長官の責任は?

安倍晋三元首相の演説時の警護・警備責任者は、奈良県警のトップ・鬼塚友章本部長でした。7月9日の会見で「警護・警備に関する問題があったことは否定できない」として問題点を語りました。

安倍晋三元首相の奈良市への来訪は、7月7日夕方に急遽決まりました。

奈良県警で警備の計画書を作成し、鬼塚友章本部長が、7月8日の午前に警備計画書を承認しました。

鬼塚本部長は「警護・警備はどのような日程にも対応できるようにすべきもの」だとして、急な日程に対応した。

安倍晋三元首相は6月28日にも奈良市を訪れて応援演説を行っていた。

その時に「特段の違和感や、修正すべき点を感じたところはなかった」ので、7月8日の警備計画書にも特に疑問は抱かなかった。

県警の甘い予想に反して安倍晋三元首相銃撃事件が発生し、警備計画が正しく機能しなかった。

鬼塚本部長は「問題点は警備体制なのか、状況か、緊急対応力か、警護員の能力なのか。早急に確認をして具体的な強化策の検討を行っていく必要がある」と今後の警備体制を見直すと明言した。

鬼塚友章本部長のプロフィール

鬼塚友章氏は1971年~1972年生まれ(2022年3月時点で50歳)、福岡県出身、九州大学法学部卒業、1995年4月に警察庁に採用され、公安課理事官や警視庁第一方面本部長などを歴任した。

2011年8月警察庁警備局公安課理事官、2016年9月警察庁警備局警備課警護室長、2017年8月警視庁第一方面本部長、2020年8月内閣官房国家安全保障局内閣参事官、2022年3月奈良県警察本部長を歴任した。

50歳という若さで奈良県警警察本部長に就任した鬼塚本部長は、記者会見で「日本一安全で安心して暮らせる奈良の実現を目指して、本部長の重責を全うしたい」と抱負を述べています。

現在奈良県警には約2800人の職員がいます。鬼塚本部長は「一人一人の力を発揮できる職場作りにも気を配る」ことを強調しました。

更迭か?SPの責任

安倍晋三元首相銃撃事件では、SNS上で「安部晋三元首相のSPが無能」という声が上がっています。

「事件の映像見るけどさ、SP、警察が安倍さんの背面におらん様に見える。直後背面に一人誰かいれば死なすことは無かったんやないか?」

「安倍晋三氏の背後の警備はSPがいなかったです。私なら安倍晋三氏の後ろで仁王だちすてましたね。背後に壁が無く道路があり、ガラガラの隙間が空く」などの声があります。

7月8日に奈良市・大和西大寺駅の北口前で参院選の応援演説が行われた。

奈良県警の警備部参事官をトップにする警備体制がとられた。県警本部、奈良西署の警察官、東京から随行した警視庁警護課のSP(要人警護官)1名で安倍晋三氏を警護した。

警護の努力むなしく、安倍晋三氏は約5メートルの距離から射撃され、命を落とした。

発砲があった瞬間の現場の動きについて「少なくとも犯人が前に出てきた瞬間に、後方を警戒していた人間がまず飛び出すべきでした」と元SPは悔やんでいた。

奈良県警には電話やメールで、約1300件のクレームが殺到した。中村格警察庁長官は「警察としての責任を果たせなかった」と、警備の不備を反省しています。

警視庁から派遣されたSPは、事件後号泣して言葉にならなかった。

事件の翌日の7月9日、奈良県警・鬼塚友章本部長の会見が行われた。

鬼塚本部長の会見内容は
・今回の警護、警備に関する問題があったことは否定できない。

・警護計画書に違和感を持ったり修正すべき点を感じたりしたところはなく、原案通り承認をした。

・背後からの脅威への対応が十分だったか、今後検証されるべきだ。
・治安責任を有する県警本部長として極めて重大かつ、深刻に受け止めており、その責任も痛感している。

・午前11時30分すぎに第1報が入った。その状況の深刻さについて、私自身も平成7年に警察官を拝命して、27年余りの警察官人生での最大の悔恨、痛恨の極みだ。責任の重さを痛感している。

警察庁関係者は鬼塚本部長の会見を見て「この事件の捜査や検証がある程度落ち着いたところでの更迭は避けられないだろうと感じました。警察トップもそのように考えているということを踏まえての発言とも言えるでしょう」と鬼塚本部長の更迭について語っています。

大石吉彦警視総監は、今年秋に勇退することが取り沙汰されている。

中村格警察庁長官は、露木康浩次長へのバトンタッチが早められる可能性が出てきたと言われる。

今回の警備のミスに対して、更迭、勇退などで責任を取らされるのは、やむをえないと言われています。

まとめ

今回は安倍晋三元首相に対する演説中の射撃に関係する責任者について調べました。

このような凶行が再び起こらないように祈っています。

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