立憲民主党の辻本清美参院議員が、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の関係団体が2012年に開催した勉強会に参加していたことを、2022年9月27日に明らかにした。
辻本清美参院議員の統一教会との接触はいつか調べました。
辻元清美議員の統一教会との接触はいつ?
辻本清美参院議員が接触した旧統一教会の関連団体は世界平和女性連合(WFWP)でした。
2012年4月28日に、知り合いが講師をした勉強会に、辻本清美参院議員は当時の秘書と一緒に出席し、会費2000円を秘書が支払った。
もらった領収書には「WFWP大阪10連合会」と書かれていた。
WFWP(世界平和女性連合)は、1992年4月に旧統一教会の教祖・文鮮明とその妻・韓鶴子により設立された。
1994年より国連が定めるSDGsに沿って、世界各国にボランティアを派遣している。
女性の経済自立支援・地位向上、子供の教育支援、医療支援、エイズ予防教育などにより、平和の文化建設・貧困撲滅を目指した活動を展開している。
旧統一教会の関連団体として活動し、女性信者が布教するときボランティアとして近づいてから徐々にターゲットを信者に変える。
1998年から1999年まで、旧統一教会の日本の会長を務めた江利川安栄が1999年1月まで世界平和女性連合の日本の会長を務めた。
その後、旧統一教会の日本の初代会長・久保木修己の嫁・久保木哲子がWFWPの日本の会長を務めた。
次にWFWPの日本の会長の堀守子は、神アジア太平洋2大陸会長の堀正一です。堀正一は2018年3月に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の副会長に就任した。
WFWPの幹部は、旧統一教会の幹部または幹部の嫁が務めている。
辻本清美参院議員は2012年4月28日に、当時の秘書と「WFWP大阪10連合会」の開催した講演会へ出席し、会費2000円を支払った。
立憲民主党は自民党と旧統一教会の関係を徹底的に追及していて、辻本清美参院議員は政府批判の急先鋒の立場にある。10月3日に召集予定の臨時国会での自民党の追及に影響することが心配されている。
辻本清美のプロフィール
辻本清美(つじもと きよみ)さんは1960年4月28日生まれ、奈良県吉野郡大淀町出身し大阪府高槻市で育ち、早稲田大学教育学部卒業した。
NGO「ピースボート」スタッフを経て、1996年に社会民主党から第41回衆議院議員総選挙に比例近畿ブロックで出馬し初当選した。現在は立憲民主党所属の政治家です。
幼いころ、父親は繊維会社を営んでいたが事業に失敗し、貧しい生活を送った。高校生ごろに、うどん屋が成功し安定した生活が送れるようになった。結婚したことはなく、独身を貫いてきた。
辻本清美は1996年10月(36歳)社会民主党から衆議院議員選挙に出馬して初当選した。
2003年(43歳)秘書給与流用事件で逮捕された。2004年(44歳)東京地裁から、辻本清美が秘書給与1840万円を騙し取った詐欺の罪で、懲役2年・執行猶予5年の有罪判決をうけた(2009年、猶予期間満了)。
2005年9月、第44回衆議院議員総選挙に社民党から大阪10区で出馬し、比例近畿ブロックで比例復活し3選。2009年8月、第45回衆議院議員総選挙で大阪10区から4選。
民社国連立政権の鳩山由紀夫内閣の国土交通副大臣に就任した。2010年8月、社民党を離党し、2011年9月、民主党に入党した。
2012年12月、第46回衆議院議員総選挙で大阪10区より出馬し、比例近畿ブロックで復活し5選。
辻本清美が旧統一教会の関連団体・世界平和女性連合(WFWP)が開催した講演会に秘書と出席し、会費2000円を支払ったのは、この頃です。
2017年10月22日、第48回衆議院議員総選挙に大阪10区から立候補し7選。2019年2月、外国籍の人物から1万円の政治献金を受けていた疑惑が報じられた。
2021年10月、第49回衆議院議員総選挙に大阪10区から立候補し比例復活できず落選した。2022年7月第26回参議院議員通常選挙の比例で当選した。
本人の釈明の発言一覧
辻本清美参院議員は自身のブログで「公民館での小さな会で、領収書の内容を十分認識しないまま受け取っていた。今後、一層慎重に対応する」と説明した。
辻本清美参院議員は「勉強会の主催がWFWPとは事前に認識していなかった」、「今後も旧統一教会などに関する真相究明に努め、被害を受けた方々の救済に尽力していく」などと発言した。
辻本清美参院議員が、旧統一教会の関連団体と接触のあったことを9月27日の安倍晋三元首相の国葬に重ねて発表したのは党の決定によると回答した。
9月22日に、辻本清美参院議員は旧統一教会の関連団体の講演会に出席したことが分かり、立憲民主党へ報告した。
立憲民主党は常任幹事会を経て、27日の安倍晋三元首相の国葬の日に岡田幹事長が会見して公表した。党内からも「国葬を隠れみのにしていると見られても仕方ない」と指摘されている。
8月20日、辻本清美参院議員は旧統一教会に関して「自民党と統一教会の闇は深い」と投稿し、「安倍元首相は統一教会と深い関係があったのでは?」と国葬の開催に疑問を呈し、国葬に欠席していた。
岡田幹事長は「単純に接点があっただけで、自民党にものが言えなくなることはあり得ない」と強調している。しかし、党内から「自民と同一視されかねない。丁寧に説明を尽くす必要がある」との声が上がっている。
立憲民主党で旧統一教会と接点があった国会議員は16人いて、旧統一教会が野党にも深く浸透していたことが分かった。
岡田幹事長は「幅広く根を張っている旧統一教会なので、これからも出るかもしれない。正直に公表していく」と語っている。
まとめ
今回は統一教会の関連団体と接触していた辻本清美参院議員について調べました。
辻本清美参院議員には、自身の旧統一教会との接触とは関係なく、自民党と旧統一教会の関係について追及するように祈っています。
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