テレビ朝日系「モーニングショー」の2022年9月28日放送で、9月27日に行われた安倍晋三元首相の国葬が取り上げられた。
菅義偉元首相の弔辞の内容がテーマになったとき、コメンテーターの玉川徹氏が「これこそが国葬の政治的意図だと思う」と電通関与があったと語った。
玉川徹の国葬電通関与発言の理由について調べました。
玉川徹の国葬の電通関与発言の理由は?批判したのは?
玉川徹氏は、菅元首相の弔辞が注目されたことについて「これが国葬でなければ、テレビでもこれだけ取り上げない。国葬にしたからこそ、見る形になる」と、テレビで繰り返し放送されたことを指摘した。
さらに玉川徹氏は「個人的に付き合いがあった人が悲しい心情を吐露したのを見れば、同じ人間として胸に刺さる部分はある」「そういう形で国民の心に残る。胸に刺さる言葉がありました。既成事実として残る」などと語った。
玉川徹氏は菅元首相の弔辞について「これこそ国葬の政治的意図。胸に響く場面はありますよ。私は演出側としてディレクターやってきましたからそういう風に作ります。当然電通が入ってますから」と、国葬に電通が関与しているように述べた。
羽鳥アナは「わたしはここの部分だけはちょっと違う感じがしたなぁっていう風には思います」「『自然に言葉が出たんだろう』という、見方はいろいろある」などと菅元首相の弔辞を素直に受け取っていた。
玉川氏の発言について政治記者は「玉川さんの発言には、安倍元総理の国葬に反対する層の溜飲を下げたいという意図があったのだと思います。また、菅政権下で開催された東京五輪を巡っては、電通の元専務である高橋治之容疑者が逮捕された。それらをないまぜにして、国葬に“政治的意図”を感じると話したわけです」と語っている。
発言謝罪した?
9月29日のテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」に出演したコメンテーター・玉川徹氏が、9月28日の番組内で「電通」に関する発言をした件について謝罪した。
玉川氏は安倍晋三元首相の国葬で菅元首相の弔辞読み上げについて「電通が入っている」と28日にコメントしていた。
玉川徹氏は「昨日のパネルコーナーの中で、私が安倍元総理の国葬に電通が関与しているというふうにコメントしたんですが、事実ではありませんでした」と前日の発言を訂正した。
玉川徹氏は続けて「電通は全く関わっていないということがわかりました。関係者の皆様、視聴者の皆様、訂正して謝罪致します。申し訳ありませんでした」と謝罪した。
テレビ朝日は「電通が安倍元総理の国葬に関わっているというスタジオ内での発言が事実誤認であったため訂正と謝罪を行いました。この件で、抗議などはありません。今後はより一層、事実関係の確認を徹底してまいります」とコメントした。
謝罪について政治記者は「今回の失言は過去の案件と比べてもはるかに問題です。一国の総理経験者が述べた弔辞に意見するのであれば、それなりの根拠が必要でしょう。そもそも、玉川さんが番組内で単に謝罪しただけで済む問題なのか。テレビ朝日としての見識が問われる事態だと思います」と玉川氏とテレビ朝日の見識を疑っている。
元大阪府知事で弁護士の橋本徹氏が、10月2日フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、菅元首相の弔辞について「本当にまさに、菅さんの人間性というものがそのまんま出ていて」と感想を述べた。
橋本氏はテレビ朝日の玉川氏の「電通が入っている」という発言を受けて「一部で、演出だなんていう意見が出ていて、僕は絶対に許せない」と語った。
お笑いタレントの「ほんこん」は9月30日にYouTubeで、玉川氏が謝罪したことに関して「やり玉に挙げられた菅前首相には謝ったんか」と怒り、さらに「すべてのディレクターに謝罪せなアカンで。編集として、政治的意図を隠すようなことをしたらあかんちゃうの」と指摘した。「胸くそ悪い」と言って厳しく批判した。
ロザン宇治原は「直接本人に対してのアプローチって、みんな先にしてんのかな?」と、テレビで謝罪する前に本人に謝罪すべきと語った。
玉川徹のプロフィール
玉川徹(たまかわ とおる)さんは、1963年生まれ、宮城県出身、仙台第二高校、京都大学農学部農業工学科、京都大学大学院農学研究科修士課程修了、テレビ朝日報道局所属のコメンテーターです。
玉川徹氏は小さいころからテレビ好きだったので大学院を卒業後、放送業界を目指した。1989年にテレビ朝日に入社し、「内田忠男モーニングショー」でアシスタントディレクターを経験した。
玉川徹氏は30代のころに結婚しましたが、2年ほどで破綻しました。離婚理由は「家事を手伝わなかった」からと言われます。
まとめ
今回は安倍晋三元首相の国葬のさいの菅元首相の弔辞について、誤ったコメントをして問題になっている玉川徹氏について調べました。
玉川徹氏が、調査に基づいた正しいコメントをしていただけるように祈っています。
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