ロシア弱体化したのか?ウクライナの反撃が進む理由とは?プーチン核使用か?

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ロシアが一方的に併合したクリミアとロシアをつなぎ、補給路として重要なクリミア大橋で爆発が起きて一部崩落した。今後のロシア軍の兵力維持に大きな影響があると言われます。

ロシア軍はウクライナの反転攻勢を受けて、東部ハルキウ、ドネツク、ルハンスクなどの州で広範囲な地域をウクライナに奪還されている。

ロシア弱体化したのか、ウクライナの反撃が進む理由について調べました。

ロシア弱体化したのか?ウクライナの反撃が進む理由とは?

ロシア国防省は2022年10月3日、ウクライナの南部へルソン州で、「(ウクライナ軍が)防衛網深くに侵入した」と、苦戦している状況を明らかにした。

ウクライナの戦車部隊が優勢で、ウクライナ軍が10月3日、1日で約30キロ進軍した。ゼレンスキー大統領は演説で「複数の州で新たに集落を奪還した」と語った。

ロシアは弱体化したのか?

北東部のハルキウ州で、ウクライナ軍が反撃したとき、ロシア兵は一目散に逃げだした。

ハルキウ州の郊外の乳製品工場で働くスラウ・ジャナシヤさんは、2022年9月6日、自宅前を走る5人の兵士を目撃した。ロシア兵がライフルを放り投げて逃げていた。

ハルキウ州では、ロシア兵は撤退の時、軍用車両や武器、弾薬などを残していった。

ロシアは東部ドンパス地域に戦力を注入するための「部隊の再編」と発表したが、実際は奇襲により不意をつかれたロシア軍が敗走している。

プーチン大統領は、ウクライナ侵攻で予備役の部分的動員令を出した。部分的動員令に対して国内で反発が起こり、プーチン大統領が苦境に立っている。

ロシアでは、プーチン大統領による直接的な軍の陣頭指揮が、ロシア軍を混乱させているとの批判がでている。

専門家により、プーチン大統領の部分的動員令は、ロシア軍の増強につながらないだろうと言われている。ロシアは訓練の不十分は兵員を前線に送っている。

軍の部分的動員令は、ロシア軍に不足しているマンパワーを増強するために行われる。しかし、専門家は「大統領の決断がすぐに戦局を変えることはない」という。

部分的動員令により30万人の予備役が召集されるが、これだけの規模の動員には数カ月かかる。

予備役の戦闘力を高めるには、少なくとも数週間の訓練が必要だが、ロシアは訓練の能力を低下させている。

デューク大学サンフォード公共政策大学院のサイモン・マイルズ助教は、部分的動員令について「これが実際の戦場に大きなインパクトを与えることは非常に想像しがたい」と語っている。

侵攻当初、兵員不足になったロシアは、マンパワーを補充するために訓練施設で働いていた将校も戦場に送った。その結果、訓練する将校が不足している。

プーチン大統領はウクライナ東部と南部の4州を一方的に併合宣言した。

併合宣言は「ロシア領」にして「ウクライナに対して反転攻勢の抑止力」を働かせる狙いと「領土を守る」として予備役30万人の部分的動員令を正当化する狙いがある。

英国国防省は、「(ロシア軍の一部は)明白なパニック状態で逃げ出し、重要な武器も放置していった」と述べている。

ロシア国防省の報道官は「ヘルソン州にある地域の方面で敵(ウクライナ軍)の戦車軍力がより強く、防衛網に深く侵入されました」とロシアの苦戦を認めている。

多くの専門家から「ロシア軍が弱体化していることは間違いない」と言われている。

ウクライナの進撃が進む理由は?

ウクライナが、ロシアにより一方的に併合された4つの州で村や集落を奪還し、進撃が進んでいる。

ウクライナ軍の空中偵察部隊チームのマジャルチーム長は、ウクライナの進撃が進んでいるのに、米国供与の高機動ロケット砲システム(ハイマース)とドローンが重要な役割を果たしていると言う。

ゼレンスキー大統領は「今週だけでもヘルソン州、ハルキウ州、ルハンシク州、ドネツク州で、数十もの集落がロシアから解放されました。私たちの全ての土地から占領者を追い出すのは時間の問題です」と語っています。

ウクライナの進撃の進む3つのワケについて、ウクライナ兵が語っている。

ウクライナ進撃の進む理由1.ウクライナ軍の兵器の量が増えた。

欧米からの兵器が届きだして、さらにハルキウ州でロシア側の兵器を入手できた。

ウクライナ進撃の進む理由2.偵察活動でロシア軍の情報を得ている。

前線のウクライナ兵は「偵察活動がうまくいっているし、現地住民も協力してくれています。私たちは必要な情報を得ているのです」と、偵察活動で情報を得ているという。

ウクライナ進撃の進む理由3.現地住民の協力がある。

現地住民がウクライナ軍に協力している。ウクライナ兵は、現地住民について「この反撃は必要なことですし、みんな成功を心から祈っています。喜ぶというより…興奮状態という感じかな」と、ウクライナの進撃の成功に住民が興奮状態にあると語った。

プーチン核使用か?

ロシア国防省は10月8日、ウクライナ侵攻の総司令官として航空宇宙軍司令官のセルゲイ・スロビキン上級大将を任命した。

スロビキン氏は、中東シリアの軍事介入での民間施設への爆撃や化学兵器使用に関与した「強硬派」です。プーチンは劣勢になると、「強硬策」を取ると考えられる。

プーチンが「強硬策」として、ウクライナで核使用することを言及している。プーチンは「はったりでない」と語っており、西側諸国は現実に起きた場合の対応策を議論している。

・ロシアは、0.3キロトン~100キロトンの小型核兵器の使用を検討している。

・ロシアはウクライナを直接攻撃しなくても、水上や上空で核爆弾を爆発させ、電磁パルスを発生させて電子機器を破壊する可能性がある。

ロシアの核兵器使用の対抗策として、ウクライナへ殺傷能力の高い武器を供与するのが効果的という意見がある。ウクライナへロシア本土を攻撃できる武器を提供する。

米シンクタンク、戦略国際問題研究所のマーク・キャンシアン氏は「(ロシアが核使用すると)ウクライナ軍には今、西側諸国からいくつかの制約が課されているが、どのような制約であれ、それらはすべて外されると思う」と述べている。

ロシアが核使用すると、ウクライナ侵攻は本格的な戦争に変わり、ロシア本土が戦場に変わる。

まとめ

今回はウクライナへ武力侵略しているロシア軍が弱体化しているのか調べました。

ロシアは、戦場でのマンパワーが不足していて、補充するために予備役の部分的動員令を出したことが分かった。

ウクライナの反転攻勢が進んでいて、ロシア軍は敗走しているため、プーチンは核使用を考えています。ロシアが核使用すると、ウクライナ侵攻は更に激しい戦争になると言われる。

ウクライナ侵攻が、早期に終わることを祈っています。

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