コロナ第8波到来か?変異株BQ.1やXBBが流行か?ワクチンの効果は?

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東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数は10月22日には3231人でた。

直近1週間の平均新規感染者が3183人になり、前週から6%の増加であった。

全国的に新規感染者数が増加傾向で、第8波到来が危惧されている。

コロナ第8波の到来について調べました。

コロナ第8波到来か?変異株BQ.1やXBBが流行か?ワクチンの効果は?

2022年10月22日、新型コロナウイルスの国内新規感染者は3万3875人でした。

都道府県別で新規感染者数が最も多かったのは北海道の3485人だった。主な都道府県の新規感染者数の推移を調べた。

主な都道府県の新規感染者数(2022年10月16日~20日)

項目 10月16日 10月17日 10月18日 10月19日 10月20日
北海道 2089 1175 3940 3912 3362
宮城県 633 382 747 965 797
東京都 2714 1588 4224 4204 3489
愛知県 366 477 2686 2112 1437
大阪府 755 976 3436 3312 2644
福岡県 993 477 2686 2112 1437

新型コロナの新規感染者数が、10月18日ごろから増加傾向を示し、1週間平均で比較しても全国的で増加している。

1週間平均での新規感染者数の前週との比較

項目 10月6日迄の1週間 10月13日迄の1週間 10月20日迄の1週間
全国 0.70倍 0.85倍 1.22倍
北海道 0.79倍 1.04倍 1.42倍
東京 0.61倍 0.81倍 1.15倍
愛知 0.70倍 0.74倍 1.16倍
大阪 0.71倍 0.81倍 1.25倍
広島 0.78倍 0.75倍 1.33倍
福岡 0.77倍 0.83倍 1.19倍

新規感染者数の1週間平均を比較すると、北海道は10月13日までの週から、他の都府県は10月20日までの週から増加に転じたようです。

新型コロナの新規感染者が8週間ぶりに増加傾向になり、医療現場や専門家から「第8波」の到来が懸念されている。

厚生省の専門家組織の脇田隆字座長は会合で「国内の多くの地域で増加に転じており、国外の状況から考えても第8波が起きる可能性は非常に高い」とコメントした。

医師会の尾崎治夫会長も「(都内の)感染者数は下げ止まりの状況だ」として第8波の到来を警戒している。

第8波到来を警戒する理由

第8波を警戒する理由について調べた。

第8波の警戒理由1.政府の水際対策の大幅緩和

1日当たり5万人の入国者数上限が10月11日に撤廃された。外国人観光客の個人旅行が解禁され、外国からの入国者が増加している。

外国で流行しているコロナの変種が国内に入ってきて、流行拡大の恐れがある。

第8波の警戒理由2.全国旅行支援がはじまる

10月11日から12月下旬まで、全国旅行支援が実施される(開始時期や補助内容は自治体で異なる)。

「全国旅行支援」は旅行・宿泊の補助が受けられる観光需要喚起策です。

補助は、旅行代金の割引率40%、公共交通利用と宿泊がセットのパック旅行は1人1泊あたりの上限は8000円、宿泊の場合の上限は5000円です。

地域で利用できるクーポン、1人1泊あたり平日は3000円分、休日は1000円分がつく。

全国旅行支援で旅行により移動する人が増えると、感染者数が増加し第8波到来の可能性がある。

第8波の警戒理由3.ワクチン接種の伸び悩み

9月20日から始まったオミクロン株対応のワクチン接種は、10月19日現在の接種率が2.2%にとどまっている。

脇田座長は「全ての対象者が年内に接種を完了できるよう呼びかけていくことが重要だ」と接種を呼びかけた。

東京都の医師会・猪口正孝会長は「免疫力が保持されるのはワクチン接種から4〜5カ月程度。今の日本は免疫力が減衰し、感染しやすい人が非常に増えている」とコメントした。

第8波の警戒理由4.インフルエンザとの同時流行

これから冬場を迎えて、コロナとインフルエンザの同時流行を警戒している。

コロナの新規感染者数が増加傾向を示して、さらにインフルエンザの流行が重なると、医療現場の混乱が予想される。

変異株BQ.1やXBBが流行か?

2021年11月にオミクロン株が出現し、現在もオミクロン株の亜種が99.9%を占めている。

日本において、第6波はオミクロンBA.1、途中からBA.2が主流で、第7波はBA.5が主流であった。国内では現在もBA.5が主流です。

外国におけるオミクロン亜種の傾向

アメリカ・ヨーロッパ

アメリカではBA.5からBA.4.6、BQ.1、BQ.1.1、BF.1などのオミクロン亜種の割合が増加している。

BQ.1、BQ.1.1はBA.5から派生した亜種です。米疾病対策センター(CDC)は、現在BQ.1およびBQ.1.1への感染が全体の16.6%を占めていると発表した。

欧州疾病予防管理センター(ECDC)はBQ.1およびBQ.1.1の感染者数が増加し、今後はこれらが主流になることを明らかにした。

アジア

インドやシンガポールではオミクロン変種のXBBが広がっている。

政府の水際対策の大幅緩和により、外国からBQ.1やXBBなどのオミクロン株の亜種が国内に入ってくると感染拡大する恐れがある。

XBBはオミクロン株の複数タイプのウイルスが組み合わさったもので、シンガポールでは9月に6%だったのが、10月9日に54%まで増加した。

濱田特任教授は「日本にもオミクロン株の別のタイプが入ってくると、これまでのBA.5より感染拡大する可能性がある」と警戒を呼び掛けている。

ワクチンの効果は?

BQ.1やXBBなどの変種はBA.5に比べて感染力が高く、免疫を逃避する能力が高くなり、ワクチンの効果を下げる可能性があると言われる。

日本では2022年9月20日から60歳以上の4回目接種、10月中旬から12歳以上の3、4回目接種にオミクロン株対応ワクチンが使用されている。

オミクロン株対応ワクチンの接種によって、新型コロナの発症予防と重症化の予防に効果があることが期待されている。

まとめ

今回は、冬場を迎えて換気が不十分になったところへ、水際対策の緩和や全国旅行支援などで人の移動が増えることで、コロナの第8波が心配されていることについて調べました。

コロナの基本的な対策を守って、ワクチン接種も確実に進めて、コロナの第8波が来ないことを祈っています。

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