岸田内閣の辞任の連鎖はどこまで続く?山際大志郎.葉梨康弘.寺田稔の次は誰?

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政治資金収支報告書に不適切な記載があった寺田稔総務相が11月20日に辞表を提出し辞任した。

岸田内閣発足後の閣僚の辞任は山際大志郎前経済再生相、葉梨康弘前法相に続いて寺田稔前総務相で3人目になります。

岸田内閣の辞任の連鎖はどこまで続くのか調べました。

岸田内閣の辞任の連鎖はどこまで続く?

寺田稔前総務相の進退について、岸田首相は「適切なタイミングで首相として判断したい」と言及していましたが、2022年11月20日に更迭しました。

岸田内閣の「閣僚辞任ドミノ」の連鎖が続いています。山際大志郎前経済再生相、葉梨康弘前法相と寺田稔前総務相の辞任理由について調べた。

山際大志郎前経済再生相の辞任理由

山際大志郎前経済再生相は2022年10月24日、統一教会問題で追及を受けて岸田首相に辞職を願い出て辞任した。

山際氏は衆院予算委員会で、2019年に統一教会の韓鶴子総裁と名古屋市内で集合写真を撮影していた件を追及されていた。

韓鶴子総裁との集合写真について記憶にないかと聞かれて、山際氏は「私が思い浮かべられることはありません」と答えていた。

政治部デスクは「山際前大臣は8月の内閣改造で留任が決まるまでは統一教会との関係について一切明かさず、留任決定後に初めて過去のイベント出席などを認めた“確信犯”です」とコメントしている。

山際大志郎前経済再生相の選挙スタッフに、警視庁公安部がマークする統一教会の信者が入っていたことに関して、山際氏は10月になってから認めていた。

山際氏は統一教会との関係を認めてから76日間、大臣の座にしがみついていた。

山際氏は辞任後「私は自身の資料を1年ごとに大体片付けてしまうというオペレーションをやってきたものですから、どうしても自分自身でさまざまな過去の出来事というものを調べられないという状況にございました」と述べ、反省の色は見られない。

山際大志郎氏のプロフィール

山際大志郎(やまぎわ だいしろう)氏は1968年9月12日生まれ、東京都小金井市出身、山口大学農学部獣医学科、東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了、自民党所属の衆議院議員(6期)です。

葉梨康弘前法相の辞任理由

葉梨康弘前法相は議員のパーティの席で「法務大臣は死刑のはんこを押したときだけニュースになる地味な役職だ」などと、法務大臣の職や死刑を軽視した発言をしていた。
葉梨康弘前法相は、2022年11月11日に辞任した。

立憲民主党の泉代表が国会で「問題発言をした葉梨大臣の死刑執行の判断が信頼にたるのか、多くの方々が疑問を持つのではないか。任にとどまる音はふさわしくない」と葉梨氏を更迭するよう質問していた。

国会で葉梨氏が謝罪し、辞任を否定した。岸田首相は葉梨氏を交代する考えのないことを明らかにしていた。

しかし、その夜に葉梨氏が他のパーティでも同様の発言をしていたことが分かり、岸田首相は急遽更迭することを決めた。

葉梨康弘氏のプロフィール

葉梨康弘(はなし やすひろ)氏は旧姓:渡邉、1959年10月12日生まれ、東京都三鷹市出身、東京大学法学部卒、自民党所属の衆議院議員(6期)です。

東京大学卒業後、警察庁に入庁した。衆議院議員葉梨信行の娘と結婚し養子になる。1999年に警視正で警察庁を退職し、葉梨信行の秘書になった。

2003年の第43回衆議院議員総選挙に茨城3区から出馬し初当選した。

寺田稔前総務相の辞任理由

寺田稔前総務相は、政治資金をめぐる複数の問題や疑惑により11月20日に岸田首相に辞表を提出し辞任した。

寺田氏は妻に事務所の賃料を払って還流させていた裏金作りの疑いや政治団体が源泉徴収せずにスタッフに人件費として報酬を払って脱税した疑いがあった。

寺田氏は報道陣に「岸田内閣を支えたい思いと、私の問題が国会運営の支障になってはならないという思いが交錯していた」と、辞任理由を語った。

11月21日から2022年度第2次補正予算案の審議が始まり、旧統一教会の被害者救済新法などの重要案件があり、寺田氏の問題を国会審議に反映させないための決着であった。

寺田旧総務相は政治資金規正法を所管する立場にあり、「政治とカネ」の問題を抱える寺田氏の辞任を与野党から求められていた。

10月24日の山際大志郎氏、11月11日の葉梨康弘氏に次ぐ寺田稔氏の辞任で、約1カ月で3閣僚が辞任する異常事態になった。

寺田稔氏のプロフィール

寺田稔(てらだ みのる)氏は1958年1月24日生まれ、広島県広島市出身、東京大学法学部卒業、自民党所属の衆議院議員(6期)です。

東京大学法学部第2類を卒業後、1980年大蔵省へ入省し、1982年からハーバード大学ケネディスクールへ留学した。

2004年1月28日、妻の義理の叔父の衆議院議員池田行彦が任期中に急死し、同年4月25日の広島5区の衆議院議員補欠選挙に出馬して初当選した。

共産党の小池晃書記局長は、寺田稔総務相の辞任について「ずるずるとかばい続けた岸田文雄首相の責任は極めて重大だ。首相の決断はあまりに遅すぎる」と批判した。

さらに小池書記局長は「山際大志郎前経済再生担当相、葉梨康弘前法相に続いて、寺田氏が辞任することで「3人目だから『スリーアウト』だ。岸田内閣は総辞職すべきだ」とコメントした。

山際大志郎.葉梨康弘.寺田稔の次は誰?

山際大志郎氏、葉梨康弘氏、寺田稔の3人の大臣の更迭が続き、更に「辞任ドミノ」が続く可能性がある。

次に野党は、「政治とカネ」の問題を抱える秋葉賢也復興相を追及する構えでいる。

秋葉賢也復興大臣のプロフィール

秋葉賢也(あきば けんや)氏は1962年7月3日生まれ、宮城県出身、中央大学法学部、東北大学大学院法学研究科、自民党所属の衆議院議員(7期)です。

まとめ

今回は岸田内閣で3人の閣僚が更迭されたことについて調べました。

閣僚更迭の「辞任ドミノ」が今後も続きそうなことが分かりました。

「辞任ドミノ」が、重要な政治課題の解決に影響しないことを祈っています。

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